・2000年夏 井坂様の体験
埼玉県鶴ヶ島市在住の主婦、井坂さんのホストファミリー歴は、10年前から埼玉県国際センターが行っている「ワンナイトステイ」に携わったのがその始まりでした。これは、週末のみ外国人を家に招くというものでしたが、そこで10人近くの外国人と触れあう中で「もっと長い時間、いろいろ話したり、いろいろな場所へ連れて行ったりして彼等と交流したい」と思うようになり、PPFのホストファミリーに応募するに至りました。
井坂さんは、2000年春、数年後に日本の大学院で学ぼうと日本語の勉強をしている韓国人の女性、金（キム）さんをホストファミリーとして受け入れました。金（キム）さんは埼玉県へ来るのは初めてでしたが、井坂さんは、近所の寺院、お店、お好み焼き屋、主婦仲間の英会話サークルといった普段の生活に関わる様々な場所へ案内し、金（キム）さんはとても楽しんでいたということです。特に英会話サークルの井坂さんのお友達ともすっかり仲良くなってしまったということでした。
御主人も、金（キム）さんとの会話の中で、日本と韓国の若者像、日本という国が外国にどう思われているのかということ、また韓国と北朝鮮の離散家族の問題について等、非常に勉強になる話が出来たようです。また、井坂さんの高校3年生になるお嬢さんは、韓国での修学旅行から帰ってきたばかりということもあり、日本と韓国の比較等、とても楽しく会話がはずみ、韓国という国が大好きになったようです。
「緊張するのは初めだけ。いろいろな話をすることでお互いの国や人に対する興味がふくらんで、自分自身の勉強になることがたくさんあるはず。だから、これからもホストファミリーという活動を続けていきたいです。」と、井坂さんはいきいきとお話しして下さいました。
